物語は「起承転結」の「転」を迎えます
7話のあらすじ
第7話あらすじ
”メモを残し沢田家から出て行ってしまった颯(磯村勇斗)。電話をしても留守電、LINEも既読スルー。杏花(上野樹里)と林太郎(松重豊)は、突然姿を消したことを心配するも、颯はある場所へと向かっていた…
そんな中、ついにヴァネッサ(柚希礼音)に独立の話を打ち明けた杏花。ヴァネッサからは友人のコンサルタントを紹介すると意外にも前向きな答えが。ヴァネッサと一緒にレストランでその友人を待っていると、現れたのは意外な人物で…
一方、ついに付き合うことになった杏花と晴太(田中圭)は「結婚を前提にしないお付き合い」のルールを決めることに。晴太は、「虹朗(鈴木楽)ファーストで杏花は仕事ファーストでいこう」と決める。さらに2人はデートへ出掛けるもハプニングが起きてしまう。
同じ頃、父・林太郎の元に一通のメールが届く。それは明里(井川遥)からのまさかのデートのお誘いで、林太郎は慌てふためき…。
偶然にも杏花と林太郎、それぞれデートに出かけることになった父娘2人の行方は…?”
(「持続可能な恋ですか?」公式サイトより引用)https://www.tbs.co.jp/jizokoi_tbs/story/ep7.html
なんとあの人が結婚!
今回はうれしい出来事がひとつ。
2話で登場した瀬川さん(杏花と颯が2人でいるところを目撃&早とちりして大騒ぎしたけど杏花の言葉で気持ちを入れ替えた愛すべきキャラクター)が、無事成婚となりました!
おめでとーう!!
晴太を結婚式に招待したいという瀬川さん。
杏花にも感謝の言葉を述べ、「幸せになってほしい」という瀬川さん。
杏花とお付き合いをはじめた晴太はどぎまぎしちゃうのですが、
瀬川さんは「自分のことばかり押し付けず相手のことを考える、尊重する」という大事なことに気が付けてほんとによかった。
ここはホントに大事な婚活のポイントですね!
そして今回は、思いがけない形で晴太の元嫁「安奈」と杏花が出会います。
ヨガスタジオ師匠のヴァネッサにとうとう「独立を目指している」ことを伝えた杏花。
いままでのお話のなかで、ヴァネッサがよしとしない「頑張れ」の言葉を杏花が生徒に伝えた時や、マネージメントの話を断った時の様子を見て、いち視聴者としては「やばいぞ・・・この人はきっと、『独立に立ちはだかる壁』になるぞ・・・」と思っていたのですが、
意外や意外、杏花の独立を応援する姿勢を見せます。
「嫌がらせでもすると思った?」と、ヴァネッサさん。
はい、思ってました・・・(ごめんなさい)
ヴァネッサさんはそんな人ではありませんでした。
このドラマ、基本的に「嫌なヤツ」が出てきません。
いつぞの明里のお見合い相手、タクシーで振られたあいつくらいでしょうか。
みんな思いやりのある人物たちだからこそ、相手に気持ちを伝えられなかったり、悩んでしまったりなどの葛藤が生まれてしまうのですよね。
さて、そんなヴァネッサが杏花に紹介してくれたコンサルタントこそが、晴太の元嫁、安奈だったのです。
杏花は安奈とどこかで会ったような気がするものの、この時点ではお互いに自分が相手とどういう関係を持っているのかは知らず、仕事の相談や結婚観について語ったりしちゃいます。
「それ、どっちもおんなじ相手(晴太)のこと話してるぞ!」という観ているほうのハラハラした気持ちはよそに、杏花と安奈、お互いに好印象を持ったようです。
が、やっぱりというか期待通りというか、この後安奈は杏花と晴太の関係にかかわってくることになりそうです・・・
以前から、晴太の元嫁虹朗の母として登場していた安奈ですが、今回は今まで見せてこなかったコンサルタントとしての姿と「一人の女性」としての姿を見せてくれます。
これまでもさばさばとして聡明そうな姿が印象的でした。
ですが今回のお話で彼女も、複雑な思いを抱えているであろうことがわかります。
安奈が杏花に、離婚した理由を語ります。
「自分は家庭と仕事の両立がうまくいかなくて」
「子供は夫といたほうが幸せかなって思った」と。
3話の時点では、「家事とか全く手伝わない、やさしさは口ばっかりの晴太」に愛想をつかして別れた、というような、「晴太側の原因」にクローズアップしていましたが、
今回のお話では安奈も自分自身に悩みを抱えていたことがわかります。
そして、「『子供を傷つけない』というルールさえ守れば、彼には幸せになってほしいと思っている」
「自分も、そのルールだけは守る」
と、話すのです。
実際、晴太に好きな人ができたことに気づいた安奈は、これまでも応援するような態度を見せてきました。
しかし、今回のお話のラスト。
安奈は、夜に杏花と晴太がマンションの近くで2人で合っているところを目撃します。
夜遅くなので、とっさに「虹朗は?」と心配する安奈。
そして、杏花と晴太の関係を理解した安奈は、「これは・・・ルール違反かな・・・」とつぶやき、
後日微妙な表情で、杏花のレッスン中のヨガスタジオを訪れ、杏花を見つめるシーンで終わります。
普段は「ニカッ!」とした笑顔が印象的な
コンサルタントの安奈さんです
見方によっては、
「仕事を優先させたくて、子供を手放したのか」
「しかも『やさしさは口ばっかり』と感じてる相手に子供を渡すのか」
「『彼には幸せになってほしい』といっても、同じマンション内で頻繁に行き来している状況で、それは難しいでしょ・・・」
「今の生活ができるなら、虹朗の気持ちを考えれば『まずは別居』でもよかったんじゃないの?」
など、なんとなく理解のしづらい人物に見えてしまう安奈。
これまでの登場シーンで、安奈は聡明で、子供思いなんだろうなというのはわかるのです。
『離婚』という選択が、虹朗くんを傷つけたなんてきっと安奈も晴太もわかってる。
ドラマではそこまで描かれませんが、ケンカする姿を見せるよりは、離れたほうが子供には良いという判断もあったのかもしれません。
だから「これ以上」虹朗くんを傷つけないために、複雑な思いを抱えながら頑張っているのだと思います。
前述のように、「嫌なヤツ」が出てこないドラマですから、
次回「理由も聞かずいきなり杏花に詰め寄る」なんてことはきっとしないはず。
晴太の幸せを願い、虹朗が傷つかないことを願いながら、そばで支えあいながら見守る、という今までうまくいっていた生活スタイルですが、
いざそこに他の誰かが入ってきたことでどう気持ちの変化が起こっていくのか。目が離せません。
前回のラスト、大好きな杏花に「男」としてではなく、「家族」として見られている現状を突きつけられ、「お世話になりました」のメモだけ残して家出をしてしまった颯。
しばらく音信不通でしたが、ようやく杏花のラインに返信が来ます。
なんと、颯がいるその場所は、フランス。
知り合いの男性に会い、仕事の話をしています。その男性、「決定権はCEOの父が握ってる」「厳しい人だから・・」だとかなんとか。
どうやら「昔からの颯の夢」へチャレンジする模様。
そして、「おれは何事も諦めが悪いからね」とつぶやくのでした。
そして7話の最後、瀬川さんの結婚式会場で、ニコニコと受付を済ませた晴太のバックで、
帰国した颯が商談中・・・
「マレーシアに開業するワーケーションホテルの支配人を務めることになりました、不破です。」
えええー--!!
自分の夢だけでなく、杏花を振り向かせるためにも、行動を起こしたようです。
すごいぞ颯。がんばれ颯。
ただ、その方向性の頑張りで、杏花の気持ちに届くのか・・・?
相手を射止めるために全力を尽くします!
それは「結婚相手」としてではないですが、順調に友人として関係を深めていく父林太郎と明里。
なんと、明里からメールでデートのお誘いが。
そのメールがありえないほど堅苦しく、クスリと笑いを誘うのですが、どうやら辞書編纂者である林太郎のことを意識しながら書いたらそんな風になってしまったよう。
デートのお誘いの理由は、婚活に行き詰ってしまい、「デートの練習がしたい」というものでした。
林太郎がデートに選んだ場所は、「甲骨文字 青銅器銘文 石鼓分 書道展」
正直、明里はあまり興味のある場所ではありませんでしたが、林太郎なりに「日本語が好きな自分と骨フェチな明里との共通点」を考えての選択だということを知り、うれしく思うのです。
そして、「書道展にいる林太郎さんを見ているのが楽しい」「林太郎さんといると楽しい、お見合い相手とは楽しくない」という気持ちに気づき、
それを林太郎に「自分とは結婚する気がないから気楽で楽しいのだ」と返されとっさに「そんなことない」と言ってしまい、
とどめは、楽しく会話する林太郎の笑顔に、
「キュン」
を感じてしまう明里。
どうやら、大事な何かに、気が付いた様子・・・
明里のように、「結婚」とか「婚活」という言葉にとらわれすぎて、自分が何を求めているのかよくわからなくなってしまうこともあるかもしれません。
結婚する相手に特別な何かを見出さないといけないのではないかとか、相手が与えてくれるものは何なのかなど、考えれば考えるほど大事にしたいものがぼやけていってしまう。
そんな時は、きわめてシンプルに
「一緒にいて楽しい」
と自分が感じているかどうかを、交際継続していいかどうかの基準にしてみましょう。
今回の二人のように、「相手が自分のことを考え、喜ばせてくれるから楽しい」「相手の嬉しそうな姿を見ることが楽しい」というこの状態は、お互いに好意を持っていなければ成立しませんよね。
結婚生活では、いろいろと思いがけないことが起きたりします。
ちょっとしたほころびから、相手への不満が一気に噴出するなんてこともあるかもしれません。
でも普段から「一緒が楽しい」と思える夫婦であれば、力を合わせて乗り越えていけるのではないでしょうか。
単純で直感的なことのようで、すごく大事なことなのかもしれません。
自分をしっかりと持っていて決断力があり、スイッチが切り替わったような「ニカッ!」とした笑顔が印象的な安奈を演じるのは、瀧内公美さん。大きくて強い瞳がチャームポイントの女優さんです。
登場シーンの少ないうちから存在感を放つ彼女。
ここで、そんな瀧内公美さんについて、少しご紹介していきましょう。
名前:瀧内 公美(たきうち くみ)
生年月日:1989年10月21日
出身地:富山県
身長:167㎝
所属:吉住モータース
身長も高く美貌も備えた瀧内さん。高校生のころから、地元の富山でグラビア活動をされていたようです。
その後、18歳で大妻女子大学児童教育学部に入学します。子供が好きなのでしょうか。
大学で教員免許を取得しますが、「自分が本当に進みたい道」を選択した結果、2012年、本格的に女優としての活動を開始させます。
22歳で本格的に女優さんを目指すと聞くと、遅いスタートのようにも感じますが、瀧内さんは見た目だけでなく実力もあったよう。
なんと半年後に、オーディションで映画「グレイトフルデッド」(2014公開/内田英治監督)の主演を射止めます。
その後も順調に映画の主演として出演を重ね、様々な賞を受賞されています。
中でも2019年の「火口のふたり」(荒井晴彦監督)では、俳優の柄本佑さんとのダブル主演で第 93回キネマ旬報主演女優賞、第41回ヨコハマ映画祭最優秀新人賞を受賞しており、その演技力の高さを世に知らしめる形となりました。
瀧内さんの大躍進は現在進行形。
2022年「第31回日本映画プロフェッショナル大賞」では、『由宇子の天秤』(春本雄二郎監督)で主演女優賞を受賞しています。おめでとうございます!
『由宇子の天秤』での役どころは「ドキュメンタリーディレクター」。映画の内容は、
”女子高生いじめ自殺事件を追っていたドキュメンタリーディレクターの由宇子(瀧内)は、テレビ局の方針と対立を繰り返しながらも事件の真相に迫りつつあった。そんな時、由宇子は学習塾を経営する父が起こした“ある行動”を知り、衝撃を受ける。「“正しさ”とは何なのか?」。ドキュメンタリー作家として常に真実を明らかにしたいという信念に突き動かされてきた由宇子は、究極の選択を迫られる-。”
引用:「第31回日本映画プロフェッショナル大賞」、作品賞は『偶然と想像』 主演賞は瀧内公美&成田凌 /2022年6月8日 1ページ目 - 映画 - ニュース - クランクイン! (crank-in.net)
かなりシリアスな社会派映画のようです。
ライトな恋愛ドラマの「持続可能な恋ですか」の安奈さんとはガラッと違った彼女が観られそうですね!
前回ご紹介した磯村勇斗さんも第75回カンヌ国際映画祭に出席していたり、「持続可能な恋ですか」は大注目の役者さんたちがそろっていますね。
ドラマは徐々にクライマックスへと向かっていきますが、役者さんたちの名演技にも注目しながら見届けていきましょう!
8話あらすじ
”杏花(上野樹里)と晴太(田中圭)がマンションから出てくる姿を目撃した安奈(瀧内公美)。安奈は杏花のヨガスタジオを訪れ、そこで改めて杏花が「仕事ファーストで独立を成功させたい」と思っていることを知る。その様子にどこか無理をしているのではないかと思いつつも、安奈は杏花の独立へ向けたプランを提案するのだった。だが虹朗(鈴木楽)の母としては複雑な心境の安奈で…。
一方、林太郎(松重豊)は明里(井川遥)からお見合いを申し込まれ驚きを隠せずにいた。これは婚活の練習なのか、はたまた…明里の真意が分からず電話をするも、お見合い当日までの接触を断られてしまう。
そんな中、フランスから戻ってきた颯(磯村勇斗)が沢田家へ。颯は杏花に予想外の“お土産”を持ってきていて…
安奈のアシストの元、順調に独立へ向けて動き出した杏花だったが、晴太から突如SOSの連絡が…。虹朗が熱を出してしまい、学童へお迎えが必要だが晴太は仕事ですぐには戻れない場所にいるという。杏花は自分が迎えに行くと返事をするが、独立に向けた重要な打ち合わせに出なければならず…。仕事とプライベートの選択を迫られることになった杏花が選ぶのは…。
(持続可能な恋ですか?公式サイトより引用 https://www.tbs.co.jp/jizokoi_tbs/story/ep8.html
うまくいっていたものが壊れてしまう8話。
正直観るのがつらい回となりました。
そして率直に感想を申し上げますと、「あなたたちはいったい、何を大事にしたいんだい?」です。
「相手を思うが故」のこととは思いますが・・・
まず、安奈の場合。
前回の最後で晴太と杏花の関係を知ることとなった安奈。すぐ2人に詰め寄ったりはせず、それを隠して2人に接していましたが、虹朗が熱を出したことでのお迎え騒動により、杏花、晴太、安奈の3人は対面・・・。
その時、杏花と晴太に、こう伝えるのです。
「母親になる気がないなら中途半端にかかわらないでほしい」
「再婚するなら『自分よりも』虹朗のいい母親になれる人にして欲しい」
「私には、できなかったから よく考えてほしい」
そして、お願いします、と2人に頭を下げるのでした。
それはまあ、そうでしょう。やむを得ない事情で離婚してしまったけど、子供のことは大好きで、幸せになってほしいと願う母親の気持ち、よくわかります。
離れても、虹朗くんも安奈のことを大好きなのは、これまでのシーンでわかるのですが、
この状況で、虹朗くんにとって「安奈よりも『いい母親』」なんて、いると思う?って話です。
「新しい母親候補」ができたとして、それを受け入れるも拒否するも虹朗くん次第。任せればいいんじゃないのかな。
『「新しい母親候補」なんて存在自体が虹朗くんを混乱させて嫌』だというなら、離婚なんてせず別居からでもよかったと思うし、「お互い恋愛したっていいじゃない」とか言わずに「虹朗が成人するまでそういうのは無しでいこうな!」でいいじゃないか。
仕事もしたい、虹朗も手放したくない、覚悟が足りないのは、中途半端にかかわっているのは、誰なのか?
虹朗の気持ちと本当に向き合ったら、おそらく離婚にも踏み切れないし、1日虹朗と過ごす約束をしている日に急に仕事が入ってもそれを優先させないだろうし、3年間の大阪での仕事も、晴太に言い出すまでもなく断ると思うのです。
「大丈夫だよ」と虹朗が言ったとしても、本当はさみしい気持ちがちょっとでもあるだろうな、というのは、考えたらわかってしまうこと。
でも、仕事に生きがいを感じているであろう安奈は、どうしても仕事を優先させてしまう。
あえてなのかどうなのか、虹朗の気持ちにはきちんと向き合っていないように感じます。
大事にしているようで、ほんとにしているのか?
そして晴太や虹朗の幸せを願ってはいますが、「同じマンションに住む元嫁」なんてとっても強ポジション。新しいお相手にとっては存在だけで高すぎるハードル。
そんな強い立ち位置から、自分にはできなかった「覚悟」を相手にばかり求めるのは、ちょっと勝手なんじゃないかなあと感じてしまいました。
結構きついことを書いてしまいましたが、筆者はどちらかというと安奈が好きです。
安奈にこそ、だれか「頑張らなくていいよ!思う存分、好きなことしなよ!」って、言ってあげてほしいな。
きっと安奈もいっぱいいっぱい
というか。そもそも。
「他の人に手をつながれるのが嫌」というくらい好きで付き合うのに、「結婚を前提としないお付き合い」っていう設定が不自然なんですよね。
これができる人がいるとすれば、もっとドライに物事を割り切って考えて、行動できちゃう人。
今回で言えば、大事な商談中に子供のお迎えの打診があっても、迷わず断るタイプの人でしょう。
人間、大事にしたいものはきっといくつかあって、その優先順位も常に一定にはできないことのほうが多いのではないでしょうか。大事なものの数だけ心をスパっと割り切れればいいのかもしれませんが、そうはいかないですよね。
杏花も晴太も、そんなにドライじゃありません。
その前提はお互いに苦しくなるだけ、になってしまいそうです。
虹朗お迎え事件の時安奈に言われた言葉を受けて、泣きながら考えこむ杏花でしたが、
自分の中で意を決し、晴太に
「結婚を前提にお付き合いしてください」
と、伝えます。
しかし晴太には
「もう終わりにしましょう」
と、振られてしまうのでした。
大事な人に何かあって力になりたいと思っているにもかかわらず、自分の「一番」を優先させていかないとそのお付き合いは終わり、って、もはや意味がわからないよ!
晴太もきっと、杏花を思ってのことなんでしょう。
安奈に対して「大阪に行きな」と言ったり、なにか思うところはありそうです。
虹朗くんだけを大事にする覚悟ができたから、杏花を振ったのか。
それにしちゃ、杏花に告白される直前まで、楽しく肉まん半分こしてデートしていたけどな!
結局、杏花に告白されるまでは今まで通りの関係を続けようと思っていたのか。
よくわかりません。晴太が何を思っているのかは、次回明らかにされる!?
明里の病状が気になるところ・・・
さて、前回フランスに行っていた颯くんですが、今回は無事に帰国し、杏花の前にも姿を見せます。
自分がいなくなって、あっという間に散らかったおうちの様子に驚愕する颯。
フランスに行っていた理由を杏花に話します。
マレーシアのホテルの支配人は、あくまでもっと大きな夢の足掛かり。
颯の夢は、「なんらかの事情で家庭に居場所のない子供の学校を作ること」
その構想の発端は、子供のころ過ごした杏花の家での体験でした。
そして、マレーシアのホテルでは、ヨガのクラスも開講予定。
「南国でヨガ」が最終的な夢である杏花に、まさにその場所を用意したわけです。
・・・颯すごい。
とりあえず今は、東京で独立しないと、という杏花に
「困ったことがあったらいつでも連絡して。おれはいつだって杏花ちゃんが一番だから」
と、言い放つのです。
・・・もう颯でいいじゃないか!
ここでハグしてドラマ終了でもいいくらいだ!
さらに、視聴者をキュンキュンさせるシーンが続きます。
杏花へお土産。まずは岩塩。お次はチョコレート、そして・・・
「あと、手」
と言って、杏花の手を取ります。
ひざまずいた颯、ポケットからケースを取り出します。
そしてケースを開き、杏花の薬指にはめたのは・・・
スマホリング(笑)
すぐにスマホをなくしてしまう杏花への、最高のお土産なのでした。
さて、前述の虹朗くん発熱事件。
結局、虹朗を迎えに行き、病院にまで連れて行ってくれたのは、杏花から連絡を受けた颯。
そして、
「今度何かあったら、すぐ俺に連絡ください。都合のつく働き方してるんで。」
といって、去っていきます。
・・・本来は、離婚して今の生活を始めた時に、「都合のつく働き方」をすることに舵を切らなくてはいけなかったのは、晴太と安奈、ですよね。虹朗ファーストというのであれば。
そのために「起業セミナー」に通ったはずの晴太、結局何にもしてないな・・・
「大事な人のためにはこうしたほうがいい」と思ったら、即座に行動に移して、それを実現させてしまう。
普通に考えたら、人としてのスペックは、晴太より颯のほうが何倍も高い。
でも杏花にとっては、だから颯がいい!とはもちろんならないわけです。
自らも大きな夢を持ちながらも、「杏花ちゃんが1番」という、颯。
「杏花は仕事、自分は虹朗が1番。お互いは2番目で」という、晴太。
最終的な杏花の選択が、納得できるものだといいな、と思います。
今回は、「婚活学びポイント番外編」。
筆者の独断と偏見でお送りいたします。
今回の学びポイントそれは、
「人はやっぱり見た目<中身」ということ!
外見だけでいうと、筆者の好みは断トツで間違いなく田中圭さん演じる晴太。
なんせ、颯に対しての最初の印象は、「強引すぎてちょっぴり目障りなヤツ」でしたから(笑)
でも、お話が進んで颯の人となりがわかってくるにつれ、今ではすっかり、皆様ご存じの通り颯推し。
颯の素直でいつも明るく、一緒にいて楽しい気持ちにさせてくれるところ、家事もバッチリ、子供にも優しく、行動力もあっていざという時頼りになるところに、すっかり惹かれてしまいました。
と、いうことは、「人は中身が大事!」ということでの証明なのではないでしょうか!
見た目をおろそかにしていいわけではないのですが、「清潔感」と、「身だしなみ」、「TPOにあった装い」という大事な部分はしっかりと抑えて、あとは内面で勝負しましょう!
お相手に対しても、「見た目を重視して選んでいる」という方、運命の出会いを逃してしまうかもしれません。できるだけ多くの方と会って、お話しして、その人の内側を見るようしていけば、最高の
「キュン」
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9話あらすじ
”晴太(田中圭)と「結婚を前提にお付き合いをしたい」と告白した杏花(上野樹里)だったが、晴太からは「もう終わりにしましょう」と別れを告げられてしまう。同じ頃、林太郎(松重豊)は明里(井川遥)からの交際の申し込みを断っていて。親子でダブル婚活を始めた杏花と林太郎は、父娘揃って失恋してしまい…
そんな杏花の元に、颯(磯村勇斗)から連絡が。杏花から晴太にフラれたことを聞いた颯は杏花のことを優しく抱きしめる。颯の前では明るく努める杏花だったが、颯の優しさに思わず…
そんな中、明里が職場で倒れて急遽入院したことを知る杏花。林太郎にそのことを告げると、動揺した林太郎は大慌てで病院へと駆け込む。そして林太郎は明里に自分の本当の思いを伝える決心をし…。
さらに、杏花から晴太と別れたという話を聞いた林太郎は、ある決意を胸に晴太の元へと向かう。そして杏花は、林太郎から隠されたある真実を告げられ…。
杏花と晴太、颯、そして林太郎と明里、波乱の恋はクライマックス目前!それぞれが決断する恋の行方は…!?
(「持続可能な恋ですか?」公式サイトhttps://www.tbs.co.jp/jizokoi_tbs/story/ep9.htmlより引用)
晴太と林太郎がお相手を振った理由は、同じようなものでした。
晴太は、「いつか晴太のいい奥さん、虹朗のいいお母さんになりたい」という杏花に対し、
「それじゃあ杏花が杏花じゃなくなる」「(本来ズボラな性格なので)杏花にはそんな無理は続かない」といいます。
林太郎は、「明里は『普通』に幸せになれる人だから」と言います。
年上で大きな娘もいて介護も視野に入ってくるような人と一緒になるより、もっと『普通』の幸せを掴める人だと、そういうことでしょう。
晴太も直接的に言ったわけではありませんが、杏花に無理をさせて、独立の夢の邪魔をしてしまうことになるのがイヤなのでしょうね。
晴太も林太郎も、相手のことを考えてこそ「振る」という決断に至ったのだとは思いますが。
でも、杏花も明里もいい大人。晴太と林太郎が懸念しているような、そんなことはわかってる。
悩みぬいてそれでも「結婚したい」「お付き合いしたい」という答えをだした彼女たちの気持ちは、受け止めてあげないのかい・・・?
林太郎に振られたしばらく後、明里はめまいを起こし、クリニックで倒れてしまいます。
杏花づてでそれをきいた林太郎。
血相を変えて立ち上がります。「病院はどこだ!」
その足で、明里の病院に向かった林太郎。
明里の元へ行き、今度は林太郎が交際を申し込みます。
「前言撤回させてください。僕と交際してください」と。
立場が逆転します。明里は、検査結果によっては林太郎に迷惑をかけるだけだと、交際を断ります。
そして、林太郎。
「もし日向さん(明里)がいなくなったらと考えたら、耐えられない」
「日向さんの生きる世界に生きていけたら、自分は幸せだ」
この言葉を聞いた明里。
「そうなったら、私も『普通に』幸せです」
と、優しく微笑み「よろしくお願いします」と、応えるのでした。
よかったねー!!
ちなみにこの一連の流れ、病院の大部屋で行われます。
「えっ、はずかしくない?」と思ってみていたのですが、案の定、明里さんがオッケーを出した後、
他の患者さんや看護師さんから祝福の拍手を浴びせられるのでした(笑)
林太郎と明里のシーンは、ほっこりする場面が多いです。これが大人の余裕か・・・。
このあと検査結果が出て、胸に見つかっていた腫瘍は良性、めまいなどの不調は更年期のせいだったことがわかります。
ほんとうによかった。
明里のキュンは病気ではなく、まっとうなキュンでした。
気持ちに素直になるとうまくいくのかもしれません
現実でも「あなたのためを思って!」ってセリフはよく聞かれると思うのですが、
そういわれて納得することってあんまりないように思います。
「いや、そんなのわかってるけど自分はこうしたいんだよ!」とか「全部あなたに話してるわけじゃないのに、決めつけないで」とか感じてしまいませんか?
相手のためを思ってしたけれど、なんだか反応が今一つだな、と感じるときは、それ以上自分の気持ちを押し付けることはせず、立ち止まって相手のことをよく見てみましょう。
ことさら結婚を考えている人は、いろいろな経験をその人なりに積んできた大人。
その大人がとる選択ですから、そこにはその人の思いや考えがしっかり詰まっているはず。
まずは、そこを受け止めて、お互いに思っていることをちゃんと伝え、二人にとってどうしていくのがベストなのかを話し合えたら、いい関係が構築できそうな気がします。
晴太と杏花の二人にはぜひ聴かせたいこのセリフ。
「結婚」に対して、すごくシンプルな考え方ですよね。
「この人と一緒に生きていきたい」と思えたら、仕事も、子供のことも、なにか大変なことが起きるたびに一緒に乗り越えていけるんじゃないでしょうか。
もちろん先のことはわかりません。
でも、「今お互いにそう思える相手と巡り会えた」のならば、それは大事に育てていってもいい関係だと思います。
婚活をしていてよくわからなくなったら、
「この人の生きる世界に生きていたいか」
を、自分に問うてみてくださいね。
一緒に生きていきたい方、ぜひ見つけてください!
杏花が振られちゃったことを知り、無理して明るくふるまう杏花に声をかける颯。
「いつも笑ってなくても、不機嫌でも、ズボラでも、杏花ちゃんのこと嫌いになったりしないから。」
そう、同居を始めたころに杏花に言われたセリフのお返しです。
杏花が無理して明るくしているのを見ているときの、颯の表情がたまらないです・・・これはぜひ観てほしい!
お返し、といえばさらに。
虹朗のお迎えで晴太に会った颯。
杏花のインスタはまめにチェックしているようすの晴太、杏花の独立が順調なことも、一人暮らしを始めることも知っているのですが、そこで颯に
「中途半端にかかわらないのが、優しさなんじゃないですか」
と、言われてしまいます。
「中途半端にかかわるな」は、前回安奈が杏花に言ったこと。
その場に颯はいませんでしたが、今回晴太にずしんと返ってくるのです。
相手にとって「最も身近な人」にそう言われて、なにを思うのか。そこから杏花が下した決断には、どういう重みがあったのか。晴太も考えちゃいますよねきっと。
そして、林太郎の交際成就のお祝いに、久しぶりに杏花、林太郎、颯の3人がそろいます。
楽しく過ごし、「泊まっていけばいいのに」と残念そうな林太郎をあとに、颯が帰路につくのですが、
ここから颯の猛攻が始まります・・・!
颯のスマホを手に、追いかけてくる杏花。
忘れ物なんて珍しい、という杏花に、
「わざとだよ。」と颯。
そして、家を出るなら一緒に暮らさないかと誘います。
「杏花ちゃんがずっと一人で生きていくと、俺はすごく困る。」
で、そこからの、キスです。
で、そのまま、「おやすみ」
って、帰ります。
杏花の中で、「幼馴染の颯」から、「一人の男性としての颯」に変わった瞬間でしょう。
颯推しの皆さんは、このシーンと、この後のシーンをリピート再生しているんじゃないでしょうか。何度も。
キュンキュンするシーンが多い今回・・・
杏花のナイトヨガのイベントがあり、もともと行く約束をしていた颯。
仕事が長引き、「間に合わなくても行く」と、必死に向かいます。
時を同じくして、晴太。
林太郎から背中を押され、意を決してナイトヨガ会場に向かいます。
イベント終了後、月明かりの下一人たたずむ杏花のもとに、先に現れたのは・・・
颯でした。
そこでとうとう、杏花にプロポーズします。
「結婚しよう。一緒にマレーシアに行こう。」と。
一足遅かった晴太。「ちょっと待ったー!」と飛び出すこともできず、思わず身を潜めてしまいます。
本気で言ってるの?と問われた颯。
「うん。だって今、足が震えてる」と
今回何度目のキュンでしょう。
この後に具体的にどういう言葉を伝えたのかはぜひドラマ本編で確認していただきたいのですが、
「杏花ちゃんはそのままでいい、何も変わらず、ヨガして、笑っていてくれたらそれでいい」
ここまで聞いて晴太、いたたまれずそっとその場を後にします・・・。
素直な気持ちをストレートにガツンとぶつけられた杏花。
さあ、どうする?というところで、次回、最終回!
しかし、脚本家の方もおそらく颯が好きなんじゃないでしょうか
晴太に比べて、名セリフが多すぎる!
「わざとだよ」と、「だって今、足が震えてる」はホントにやばいです。
ストレートで、ぐっとくる言い回しが多いんですよね。それが颯らしさになって、すごく魅力のある人物に仕上がってしまっております。
でも、今回のテーマを見るに、やっぱり颯くんは振られる運命にあるのかもしれません・・・。
悲しい予感は外れてほしいのだけれど・・・
晴太の背中を押すこととなった、林太郎の話。
それは少し前から視聴者に垣間見せていた、林太郎の隠し事についてのことでした。
晴太に明かされたのは、林太郎と杏花の血がつながっていない、という事実。
本と向き合うばかりで、「他人と生きる」経験が少なかった若き日の林太郎は、
病床の教授から「生きていない」と指摘を受けます。そのままでは辞書編纂者にはなれないと。
なぜなら、言葉は「人と人との営みの中で変わっていくもの」だから、と教わります。
林太郎に問われた教授が「生きる」という言葉につけた語釈は、
「変化していくこと」でした。
そして、林太郎に「めいっぱい、生きてください」と伝えます。
病状があまり芳しくないであろう教授。まさに、命の授業です。
その帰り道、他の男性の子供を身ごもり、具合の悪そうな陽子と出会います。
面識はあった2人。「何かできることはありますか」という林太郎に、陽子は不安から「じゃあ、私と結婚してくれませんか」とこぼします。
すぐに慌てて否定する陽子でしたが、直前の教授の言葉の影響から、その場でその「プロポーズ」を受ける林太郎。
そんなビックリの結婚は大変な幸せをもたらし、今に至っているのでした。
この話は、晴太だけでなく、別のタイミング別の場所で、杏花にも伝えられます。
杏花が「お父さん」の林太郎に感謝し、林太郎も「『結婚』の意味が分かった」と涙する、とってもいいシーンになっています。必見です。ハンカチを忘れずに!
「こんなお父さんでも『お父さん』になれた」「『普通』に、幸せでした」という、林太郎。
林太郎が幸せだったことは、彼自身や杏花を見ていれば十分わかります。
始まりは普通じゃなかったとしても、相手と関わっていくことで相手も自分も影響しあって変わっていき、幸せになれる。
身をもって、晴太と杏花に伝えた林太郎。
杏花を振ったときの晴太も、彼の思う「杏花らしさ」をなくしてほしくない、無理なく今のままでいることが杏花にとっていいことだ、と思っていたのですよね。
颯も、「今のままでいい、変わらなくていい」と言っています。
ありのままを受け入れるという、いい言葉なのですが・・・
杏花は、晴太に結婚を前提にお付き合いしたい、と決めた時点で、「変わりたかった」のですよね。
人に流されての決断ではなく、泣いて大事な人について考えて、しっかりと自分で出した結論だったわけです。
そして、林太郎の話に心を動かされた晴太も、「変わっていく杏花」を受け入れるために、また変わろうとしているのではないかと思います。
「生きることは変化すること」
このテーマに合った行動をしているのは、やっぱり杏花と晴太の二人なのです。
たぶん、颯のプロポーズの時に「ちょっとまったー!!」して、
「変わっていく杏花さんを受けとめます!」とか言えば、そこでハッピーエンドだったかもしれない。
筆者的には、颯のプロポーズに杏花がオッケーして、二人でマレーシアに行ってほしいですが。
今回も、「持続可能な恋ですか?~父と娘の結婚行進曲~」第7話~第9話までについて、
ドラマの感想中心に、みなさんと観て参りました。
自分に心があるように相手にも心があり、いろんな思いが絡み合って、人間関係って大変です。
大変だけど、大切にしたい相手と心が通じ合える喜びも、またひとしおなはず。
皆さんがそんなお相手と巡り会い、いい関係を築くためのヒントになりましたら、幸いです。
今回のお話しで得た、婚活で使える学びは、
でした!ぜひ、今後の婚活の参考になさってみてくださいね。
物語は、残すところあと1話。
泣いても笑っても、次回が最終回です。
どんな最後になっても、颯には笑顔で終わってほしいと願ってやみません。
ではまた次回、10話のまとめでお会いしましょう!
代表 天間悠太
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代表 天間悠太
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